●平成23年度鳴門市桑島幼稚園活動内容(抜粋) |
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T 本園の金銭教育 |
1 主題設定の理由は22年度活動実績を御覧下さい。 2 研究の内容と方法
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U活動の実際 | |
実践事例 |
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V 研究の成果と課題 |
成果と課題 | ||
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2年間の取り組みの中で、野菜の栽培活動や販売体験、そして汽車の乗車体験、買い物体験など、お金とかかわるさまざまな体験を通し、お金を得る大変さや、生活の中でお金や物がとても大切なものであることを知った子どもたちは、遊んだ後の片付けを、自分が使っていない物も最後まできちんと片づけをしようとしたり、ティッシュなどの落とし物を拾い落とした友達に渡してあげたり、破れた絵本をセロテープで貼って修理したりなど、さまざまな場面で物やお金を大切にしようとする姿が見られるようなり、子どもたちのお金や物を大切にしようとする心の育ちを感じた。また、働くことの大変さや喜びを体験し、一生懸命働くことの大切さを知り、自分たちのために働いてくれている人への感謝の気持ちも育ってきた。 |
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○ |
取り組み1年目は、保護者の方には参加日などの機会を捉え、取り組みのねらい・計画・内容など、本園の金銭教育の取り組みについて話をしてきた。当初は、“子どもの金銭教育って何だろう”という思いであったのが、取り組みが進み、子どもたちが活動していくうちに保護者の関心も高まっていくのを感じた。 取り組み2年目の本年度も、講演会をはじめ、さまざまな取り組みを実施する中で、保護者に金銭教育の大切さについて知らせてきた。このことにより、保護者の金銭教育への関心がよりいっそう高まり、桑島幼稚園オリジナルの金銭教育カルタを作ってくれたり、汽車の乗車体験や買い物体験などの園外保育の付き添いをしてくれるなど、保育活動のサポートを積極的に行ってくれるようになった。 |
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○ |
2年間の取り組みを通して学んできたことを、これからも引き続き本園教育に取り入れ、さまざまな体験を通し、子どもたちの豊かな感性を育み、子どもたち自身が、自分の生活の中でお金や物を大切にするとともに、適切にお金を使っていこうとする気持ちや態度を育てていくことが重要であると考える。 | |
W おわりに |
幼稚園・保護者・地域が連携しながら2年間金銭教育に取り組んできたが、取り組みを進める中で幼稚園・保護者・地域のつながりが強くなっていったように思う。 取り組みを終えて思うことは、子どもたちのモデルとなる私たち大人が一生懸命働くこと、そして、物やお金を大切にすることが重要だと考える。それは、働くことの尊さや物やお金を大切にしようとする意識をいつも念頭におき、子どもたちにかかわることである。意識をもっていると、自然と行動や姿に現れてくると思う。一緒に生活する中で、その姿を見ながら子どもたちの大切にしようとする気持ちや態度が育っていくのではないかと考える。そのために、園だけはなく、保護者や地域の方とも連携しながら共通理解を図り、大人が子どもたちのよきモデルとなるよう努めていくことが大切ではないかと考える。 今後も、金銭教育に取り組み、働くことの尊さや、物やお金を大切にする心や態度を育て、今後の生活の中で物を大切にし、お金を適切に使っていける心豊かな子どもたちに育つよう、幼児期の金銭教育に取り組んでいきたいと考える。 |
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