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自分が働いてお金を得るという経験は、子どもたちにとっては今まであまり経験のないことだと思う。今回、自分が働いて得たお金で、汽車に乗車したり、おやつを買ったりしたが、最初に子どもたち全員が同じ目標をもって取り組んだことは良かったのではないかと思う。とうもろこしの販売は、年長児だけが行ったが、「とうもろこしを頑張って売って、小さい組さんも一緒に汽車に乗せてあげたい。」「みんなで行きたい。」という年長児の言葉が聞かれた。一緒に目標をもって活動する中で、年長児には年少児への思いやりの心が育ってきたのではないかと思う。
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金銭教育に取り組みながら、環境教育へとつながり、さまざまな体験が人・物・お金を大切にする子どもへの育ちにつながったのではないかと考える。
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学級懇談をはじめ、写真での掲示などにより、保護者に金銭教育についての取り組みを知らせてきたが、少しずつ保護者も関心をもちはじめ、保育活動のサポートをしてくれるようになった。また、子どもたちのリサイクル展を地域の施設で行うことにより、地域の方にも金銭教育の取り組みについての理解を得ることができたように思う。
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子どもたちのモデルとなる私たち大人が、人や物、そしてお金を大切にすることが大切だと考える。それは、人や物・お金を大切にしようとする意識をもつことである。意識をもっていると、自然と行動や姿に現れてくると思う。一緒に生活する中で、その姿を見ながら子どもたちの大切にしようとする気持ちや態度が育っていくのではないかと考える。そのためには、園だけではなく、保護者や地域の方とも連携しながら共通理解を図り、大人が子どもたちのよきモデルとなるよう努めていくことが大切ではないかと考える。
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