阿井小学校活動発表(抜粋)
 
研究主題  よりよい生き方をとおして物やお金を大切にする子どもの育成
 
☆金銭教育で目指す子ども像
・物やお金の使い方をよく考え、工夫して消費生活をすることができる子。
・物を大切にし、感謝する子ども。
・思いやりがあり、助け合う子ども。
 
☆研究の進め方
これまで本校では、金銭教育としての確固たる柱立てはなく、各学年の担任に任せていたというのが現状である。本年度は目指す子ども像と子どもの実態をふまえて各学年でアプローチを試みた。そして、実践した内容をもとにねらいを設定して、本校の子どもの実態に即した金銭教育のあり方を追求したい。
 
第1学年 実践事例<単元名 えみちゃんのポシェット(道徳)>
物に込められた人の心に気づくことから「よりよく生きる」にせまる。
第2学年 実践事例<単元名 町たんけん2(生活)>
お金の使い方に慣れるとともに、お金を使って人とのつながりを深めようとすることを体験させる。
第3学年 実践事例<単元名 1000円でカレーづくりチャレンジ(社会)>
友だちとのつながりを深めることを考えながら、目的を持って工夫してお金を使うことを体験させる。
第4学年 実践事例<単元名 ぼくもわたしも地球人(総合的な学習の時間)>
恵まれた環境で生きることができていることへの感謝の気持ちを育む中で、困難的状況に置かれている人のために、お金を役立てようとすることを実践する。
第5学年 実践事例<単元名 米米CLUB(総合的な学習の時間)>
稲を育てることを通して、一つのものが生産されるためには、様々な思いや苦労があることを体験させる。
第6学年 実践事例<単元名 めざそう 買い物名人(家庭科)>
商品についての情報を集めたり、有意義なお金の使い方を考えたりしながら、消費生活をしようとすることを実践させる。
 
☆まとめ
全学年の指導内容を見直してみると様々な領域に渡っており、教育活動全般を通じて行われているといった利点が見えた。また、郊外に出かけたりゲストティーチャーのお話を聞いたりするなどの体験的な活動を取り入れたことも教育効果が高かったのではないかと考える。
 
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