研究主題 | 主体的に「もの」や「お金」にかかわり、よりよく生きようとする力の育成 | |
− 日常生活への実践意欲を高める金銭教育 − |
研究テーマ | ◆ものやお金を大切にし、それらにかかわる人々に感謝する心を育てる。 | |
◆ものやお金をこれからの生活に生かし、大切に使おうとする豊かな心を育てる。 | ||
◆身近な生活を見直し、自分でできることを進んで実践しようとする態度を育てる。 |
実践の方法 |
@全校的な取り組み |
ア | 専門委員会の発足と全校生への呼びかけ | |||
◆新委員会の発足 |
主体的にものやお金にかかわり、よりよい学校を築いていくため、また、それを自治的に行うためには既存の委員会を見直す必要があると考え、全校集会をもった。子どもたちの意見を聞き、既存の委員会でそれを担当するのは適当ではないということで新委員会を発足させる。 |
イ | 生活目標に沿った金銭教育年間計画と委員会活動計画の作成 |
ウ | 週末におけるシューズ洗いと手伝い | ||
◆シューズ洗いの趣旨 |
(1)全校生が共通して誰でもでき、その様子が保護者にも教師にもわかる。 |
(2)自分のものを大切にし、自分でできることは自分でする。 | |||
(3)自分が努力してきれいになったシューズを履く心地よさを味わい勤労 の意義を知る。 |
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(4)根気よく一つのことをやりとげる。 |
エ | 阿井っ子フェスティバルにおける学習発表とそれにかかわる学習活動 |
オ | 児童会による活動 |
A家庭との連携を図る |
ア | PTA専門部会の活動 |
イ | PTAバザーにおける活動 |
B各学年の取り組みについて |
ア | 授業による意識の高揚 |
イ | 各学級での日常的な指導と実践 |
まとめ 各活動が単発的に終わるのではなく、教科どうしが関連し、授業と日常生活、そして委員会活動と学級・全校がつながり、更に学校教育と家庭教育が連携するなど、各活動が有機的に結びついたと考えている。 ものやお金(自分を生かせてくれる「もの」、労働の報酬として得られる「お金」)のありがたさを本当に知るためには、「子どもの意欲と実践力・教師間の共通理解と働きかけ・各家庭の協力」その三者がうまく絡み合って効果を上げていく必要がある。そして、校内における各活動が互いに影響し合い、響き合うものにしたい。 金銭教育はとりわけ特別な教育ではない。大切なのはこれからである。金銭教育を二カ年だけに終わらせないためにも、根気よく活動を続け、さらに健全な金銭感覚を日常生活に根付かせるよう指導を続けたい。 |
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