●平成27年度徳島県立城西高等学校神山分校 |
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実践事例 |
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2.特設の時間による学習 | |||||||||||||||||||
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実践1年目に見えた成果と課題 |
城西高等学校神山分校の全校生徒数は84名,学校の立地は徳島市内から路線バスで1時間ほどかかる中山間地である。生徒のタイプは押しなべておとなしくまじめ,ただ学習が苦手なタイプの生徒が少なからずいる。校内は落ち着いた雰囲気で,家族的な環境下で学校生活を送っている。 金融・金銭教育の研究校としての実践は,実質2学期からになったが,生活に密着する「お金」に関する学習が多いので,関心を持った生徒が多い。特に3年生は文化祭展示のための学習と作業が長かったこともあり,経済専門紙の特性を実感した生徒が多い。全校生徒が総務省のホームページで学習したマイナンバー制度については,アルバイト先から提示を求められた等,たちまち自分に関係してきた生徒もいる。ただ,ローンとクレジットや金利については特に「まだ用事がない」と感じている生徒は少なからずおりますし,保険の学習では商品の多さと複雑さ,年金に関しては制度の維持そのものに関する危機感のなさなどが見受けられた。 次年度に向けては,さらに金融の各制度に関する理解を深めさせるとともに,生産から販売までの体験的な学習を通した学習を展開して行きたいと思う。 |
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(文責 笠井智恵) | |
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