阿波池田銀座街出張販売 
対象:第1・3学年 実施:12月17日
 昨年度より阿波池田銀座街協同組合の依頼を受け,地域の活性化に向け空き店舗を有効利用した出張販売を実施している。本年は,「銀座和囲(わい)和囲」(商店街への集客を増やすため昼食の提供による交流の場として空き店舗を改装した交流スペース)オープンに合わせ,本校からは野菜を中心とした販売をするも多数の地域の方々が押し寄せ,ここでも大盛況のうちに完売する結果となった。今後,銀座街の定期的なイベントとして定着していけばと考えている。また,銀座和囲和囲では将来的には周辺の高齢者への配食や見守りサービスも視野に入れた商店街を中心としたコミュニティーの再生を目指されているため,今後とも連携を図りたい。
 また,今回初めて1学年と3学年の合同販売実習の実施に至った。この試みは異学年の交流を図るだけでなく,先輩から後輩へと三好高校販売実習の伝統を継承する目的でもあった。本校は3学年単独の販売実習が常であるため,毎年,販売する生徒が異なり準備に時間を要する。そこで,販売実習の最終日にはなったが,1年生の「ビジネス基礎」,3年生は「総合実践」の授業をコラボレーションさせ,ノウハウを伝授する機会を持った。実習者は3年生2名と1年生4名計6名の少人数ではあったが,饒舌に商品説明し接客する手際の良さを間近で見聞きすることは,下級生にとって教員の指導では補えない体験であったと思われる。1年生とはいえ三好校生として発信する地域経済活性化への担い手であることの自覚を促せた。次年度以降に期待できるものとして有意義な活動であった。